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2019.04.10

eco電力コラム② 電力の供給と電力の需要バランスについて

eco電力では非FIT発電所開発を太陽光発電所で考えております。
太陽光発電所と言えば皆さんが持たれているイメージは太陽が出ている日中に発電し、悪天候や夜間は発電しないといった感覚を持たれているはずです。
そのイメージはほぼその通りで、太陽光発電所を作ったとしても悪天候や夜間の日は発電量が著しく減少します。しかし、電気を消費するのは24時間全ての時間で必要となるのに、需給のバランスが保てるのか不安になる方もいるかもしれません。

そこについては電力システムの部分から説明します。
電力システムには同時同量といったルールがあります。電力システムにおいて、電力は貯蔵が困難(貯蔵=蓄電は可能であるが、実現可能性や経済性に困難が伴う)なため、各需要家へ安定的に電力を供給するためには、電力の供給(発電量)と電力の需要(消費量)を適正に調整してバランスをとらなければならないのです。

では需給バランスが崩れた場合どのような事が起こってしまうのでしょうか。
2018年9月北海道にて大規模な地震が発生し、それにより北海道電力苫東厚真火力発電所が被災しました。当時の発電量の半分近くの電力に相当する165万kWもの電力が一瞬のうちに失われてしまったのです。その結果、需給バランスが崩れ、電力系統の他の発電所も発電設備保護のため順次停止し、北海道全体が停電=ブラックアウトが発生してしまいました。
このように受給バランスが崩れることでライフラインである電気を安定的に供給できなくなってしまうのです。

上記のような大規模自然災害は別として普段の生活上で需給バランスが崩れてしまうことは安定的に電気を供給するためにも決して起こってはいけないのです。
したがって、わたしたち発電事業者と小売電気事業者は発電計画と供給計画を電力広域的運営推進機関(通称OCCTO)へ提出する義務があります。
OCCTOとは、電力の需要と供給のバランスを確保するとともに、電力系統の適切な整備を主導している広域機関です。

eco電力で開発計画をしている非FIT太陽光発電所についても悪天候や夜間に発電はしませんが、OCCTOと一般送配電事業者への発電計画を提出する義務が発生します。1日を30分単位に分けて48コマの時間帯毎にどれだけの発電が発生するのかを天候も予測しながら報告しなければなりません。
また、需給バランスは電力エリア内の全ての発電所、需要者のバランスを一般送配電事業者が管理しているので、eco電力の太陽光発電所が夜間や悪天候で発電しなかったとしても需給バランスに特段これといった悪影響は起こりません。

発電計画を行っていく上では、発電所現地の気象予報を正確に予見する必要があります。また、土日祝日でもAIが自動で発電計画を提出するシステムも必要になってきます。そのようなシステムについてもすでに導入の前段階まできており、第1号機の発電所運営開始までにはシステムを導入し、再生可能エネルギー100%の電気の供給を安定的に供給できるようにしていきます。

eco電力でも非FIT発電所の運転を開始し、安定的に供給するためのシステム構築を進めておりますので、RE100プランを心待ちにしている企業の皆様、是非ご期待下さい。

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